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□ミルシルタス(見る知る足す)について

新年明けましておめでとうございます。

本年は「手の味」ミーティング、本格始動の年と考えています。

どうぞよろしくお願いいたします。

「ミルシルタス(見る知る足す)」は、目の前の食べ物をしっかりと見て、成り立ちを知り、できれば栄養も知って、自分で何かを足してみる、ということ。

食育で言われるところの、”自発性”を意味します。

お正月休みに、ひょんなことから、気になる関連データをみつけました。

博報堂生活総研の「生活定点調査」。

1992年から2年ごとに行われている3,000人規模の調査です。

食品を買うときには商品表示をよくみる方だ、というヒトは、45.1%。大きく下がっているということではないものの、過去最低。

  • 初回(1998年)より9.7
  • 前回(2014年)より1.3

表示は、知るということの一部ですが、残念です。

何を足すか、については、もちろん新しい組み合わせ、新味へのチャレンジ、という意味もありますし、また、素直に足りない栄養を足す、ということも大事。

さらに、私が、いちばん重要なことだ考えているのが、実は、”自然と自分の関わりを取り戻す”ということです。ちょっとわからない、という方もいらっしゃるかもしれません。

高度に現代化した私たちの暮らし、自分が自然の一部、大げさにいうと宇宙の一部だということが

感じられなくなっています。今日傘を持ってでるかどうかも、空を見上げるのではなく、スマートフォンで確認していますし。

食の準備とは、目の前で、自分の手で、自然の産物の化学変化を見ることができる、限られた機会なのです。そしてそれが自分の身体のなかに入る!

自然と自分の関わり・・・意識すれば意識しただけ、心豊かになれるのではないでしょうか。

では、2018年「手の味」ミーティングを、どうぞよろしくお願いいたします。

株式会社マーケティング・ハピネス 松本 朋子